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2022年度大会からの変更点は以下の4つです。
・同一選手の2年連続補強選手登録の禁止
・若年選手のハンデポイント改訂および20歳以下特例の廃止
・over150の表彰対象数の拡大
・ベテランカップのハンデポイント制限の改訂
以下、変更部分について赤字で示しています。
2023年度大会レギューション
各クラスへ正規チームとして出走するための条件を以下に示します。
クラス | 条件 |
---|---|
7人リレークラブカップ部門 4人リレーベテランカップ部門 |
以下3つの全て ・クラブ規定を満たした団体で構成されていること ・チーム規定を満たしていること ・全員がその日初めてのレースであること |
7人リレー一般部門 |
・全員がその日初めてのレースであること (クラブ規定・チーム規定は不問) |
正規チームとしての条件に適合しない場合、オープンクラスへの参加となり表彰対象とはなりません。
以下に、クラブ規定とチーム規定について具体的に記述します
クラブ規定
以下の2つのうち、いずれかの条件を満たしている団体で構成している必要があります。
・都道府県オリエンテーリング協会に所属していること
・利用できるテレインを管理している(※1)、もしくは外部公開された練習会・大会を開く(※2)という活動を継続して実施している(※3)団体であること。
※1「利用できるテレインを管理している」: 過去5年間の間に外部公開された練習会・大会等で使用実績があり、 かつ地元の地権者・管理者等との連絡手段を持つことにより、 練習会・大会等の利用ができるよう維持している状態を言います (版権を持っているというだけではこの条件に該当しません)。
※2「外部公開された練習会・大会を開く」: Webを通じて広く一般に広報された大会・練習会を開き、 1年間で参加者のべ15名以上(自クラブ分も含む)を集めていることを言います (「のべ」ですので、複数回の合計でかまいません)。
※3「継続して実施している」: 本年度においては、2021年度、2022年度、2023年度(本大会締切日まで)3つの期間のうち、 2つ以上の期間で、上記2ついずれかの条件を満たしている必要があります。
チーム規定
各クラスそれぞれにおいて、以下の3点すべての条件に該当する必要があります。
7人リレークラブカップ部門
1. 参加申込の段階で「正規」チームとして申し込んで※いること
2. 同一クラブ員で構成されていること。ただし、各チーム女子1名に限り、「補強選手」としてクラブ外の選手を加えることができます。
3.ハンデポイントが80以上である、もしくは全員が20歳以下である
4人リレー ベテランカップ
1. 参加申込の段階で「正規」チームとして申し込んで※いること
2. 同一クラブ員で構成されていること。ただし、各チーム女子1名に限り、「補強選手」としてクラブ外の選手を加えることができます。
3.男子50歳以上、女子45歳以上であり、かつ、ハンデポイントが110以上である。
※申込時に正規基準を満たしていなくても、仮メンバーで「正規」として申し込むことは可能です。
事前申告がオープンチームの場合、正規チームへ変更することができません
※年齢はすべて大会開催年の年度末時点(年齢計算に関する法律に従い、翌年3月末までに到達する年齢)で判定します。
補強選手登録について
前項チーム規定における「補強選手」は申込時に指定が必要です。最終オーダー登録で新たに追加することはできません。
前年度に補強選手となった選手は、当年度どのチームの補強選手にもなることは出来ません。加入しているクラブにて出走してください。
※C: ハンデポイントの計算方法
「ハンデポイント」は、チーム構成員全員の年齢ポイントの合計+性別ポイントの合計で算出されます
年齢ポイント | 性別ポイント |
---|---|
・31歳以上: 年齢から30を引いた数 ・21~30歳: 0 ・20歳: 5 ・19歳: 10 ・18歳(高校3年生相当): 20 ・17歳(高校2年生相当): 30 ・16歳(高校1年生相当): 40 ・15歳以下(中学生以下): 50 |
・男性の場合: 0 ・女性の場合: 40 |
計算例(7人リレー)
40歳男性 × 6名 + 18歳男性 × 1名 = ハンデポイント80,OK
40歳男性 × 4名 + 30歳男性 × 2名 + 25歳女性 × 1名 = ハンデポイント80,OK
表彰規定
以下のクラスを表彰いたします。
7人リレー
クラス | カテゴリ | 条件 |
---|---|---|
クラブカップ部門 | 総合表彰 | 上位6チーム |
ファームチャンプ | 各クラブ2位のチームで最上位 | |
over150 | ハンデポイントが150以上の上位3チーム※ | |
一般部門 | 特別表彰 | クラブカップ総合表彰相当タイムのチームすべて |
4人リレー
クラス | カテゴリ | 条件 |
---|---|---|
ベテランカップ部門 | 総合表彰 | 上位3チーム |
共通
クラス | カテゴリ | 条件 |
---|---|---|
(個人) | 区間賞 | 各走区、男女ごとに、タイムが最も速かった人 (正規チームに限る) |
レギューション変更の解説、草案からの変更
同一選手の2年連続補強選手登録の禁止
補強選手制度の廃止を検討しておりましたが、「体験入部」的な役割として大きな意味があるというご意見を多数いただき、廃止案は一旦保留とします。
一方、「体験入部」としての役割であれば、同一選手が2年以上連続して補強選手として出走する必要は乏しいと判断し、それを制限するルールを追加いたします。
そもそも「クラブの構成員とは何か」という点の定義を本大会としていないため、今後も補強選手の在り方も含めてルール定義が必要であれば適宜検討してまいります。
昨年まで女子1名を補強としてクラブ外の選手を加えることを認めていましたが、これは実質的には「正規チームが組めないクラブへの救済」という役割を担っていました。
しかしながら、2022年度に「一般部門の正規出走にチーム規定を必要としない」という大きなルール変更を行い、また本年以降もそれを継続する予定であることから、必ずしも女子を含めずとも正規出走が可能となり、救済としての必要性があまりなくなりました。
また、クラブ外の選手を含めて表彰台を争うという事に対して懐疑的な意見を多数いただいており、以上総合して本年より補強選手ルールを廃止したいと考えております。
若年選手のハンデポイント改訂および20歳以下特例の廃止
昨年まで、20歳以下の選手については(20-年齢)×4のハンデポイントが付与されておりましたが、実質的な選手の実力に比して著しく小さなハンデとなっていましたので、より大きな値となるよう調整しました。 場合分けが多くなる一方で計算は容易となります。
また「または全員が20歳以下」というルールもありましたが、若年層のハンデポイントを適切に付与することができれば必ずしも必要でないため、ルールの単純化の観点からも廃止したいと考えています。
このルール改訂に伴い、over150の対象チームが増える見込であることから、over150の表彰対象を1→3チームに変更いたします
ベテランカップのハンデポイント制限の改訂
ベテランカップにおいて、女子を含めるチーム組みがしにくいという課題の解決を目指しました。
昨年までは、「男子50歳以上、女子45歳以上、ハンデポイント合計100以上」であったため、これをギリギリ達成しようとすると、
・男子のみだと、55歳が4人、
・女子1名含めると、女45歳、男50歳×3人
となり、この比較だと男子のみで構成したほうが有利になりやすくなっていました。
本案では、
・男子のみだと、55歳、55歳、60歳、60歳
・女子1名含めると、女45歳、男50歳×3人
となり、女性を含める選択が有力になると考えられます。
草案では最低年齢の5歳引き下げも記述しておりましたが、検討を重ねた結果必ずしもその必要はないと判断し、ハンデポイントの下限のみの変更といたします。